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四間飛車党の備忘録

四間飛車メインで振り飛車・相振り飛車・右玉なども含めあれやこれや綴っていきます。

久しぶりにウキウキ浮き飛車

 というわけで前回の予告通り四間飛車の将棋を取り上げる。後手は居飛車穴熊模様の構えだが、角道を止めていない。そこで久しぶりに浮き飛車戦法を試してみることにした。

第1図  第1図以下の指し手
 ▲6五歩 △4四歩 ▲7五歩 △4三金右
 ▲6六飛 (第2図)

 ▲7五歩に△7二飛かな?と思ったが△4三金右と来た。▲6六飛と浮いた局面で先手の懸念材料は二つ。一つは『四間飛車破り 【居飛車穴熊編】』P63に載っている△5五歩の筋だ。これに対しては▲8八角と引き、△5四金でも△5四銀でも▲7七桂と指す予定だった。こうなると▲4六歩と▲9六歩(▲9七角と覗くことができる)の二手が活きてくる。ただし厳密に成立するかどうかは研究中。
第2図
  第2図以下の指し手
        △4五歩 ▲同 歩 △6六角
 ▲同 角 △3三桂 ▲4四歩 △同 銀
 ▲7一角 △4二飛 ▲4四角成△同 金
 ▲5三銀 △5五金 ▲4二銀成△同 銀
 ▲8八角 (第3図)

 もう一つの懸念材料は本譜の△4五歩だが、これには強く▲同歩と取り飛車角交換に甘んじる。▲4四歩と激しい変化を選んだが▲7四歩~▲4六角の筋も有力。▲4二銀成に△6六金なら後手駒得となるが恐くて指しきれなかったか。
第3図第3図は駒の損得もなくいい勝負と言えよう。

  第3図以下の指し手
        △4五角 ▲6八金 △4六歩
 ▲4八歩 △3五歩 ▲7一飛 △2五桂
 (第4図)

 △4五角は読みになかったが▲6八金でバランスは取れている。△4六歩に対して▲4八歩とすぐ受ける必要はなく一段目に飛車を下ろし、後手に銀や角を渡せない形にする手が優った。△2五桂と玉の逃げ道を作ってきた第4図、ここで筆者はとんでもない悪手を指してしまう。
第4図
  第4図以下の指し手
 ▲5五角?△同 歩 ▲4四金?△6二角
 ▲4五金 △7一角 ▲2六歩 △4三銀
 ▲2五歩 △3四銀打▲5五金 △2五銀
 (第5図)

 ▲5五角~▲4四金とは何たる失態。△6二角を見落としていたのだからお話にならない。第4図では当然▲2六歩とすべきだった。本譜も遅まきながら▲2六歩を突き駒割りをなんとか二枚替えに持ち込むも、△4三銀~△3四銀打が手厚く居飛車良しだろう。
第5図
 第5図以下▲7二角△3六歩▲8一角成△5三角▲6三馬△7五角▲5六金△8六歩▲同歩△5四歩▲8五馬△5三角▲5八馬△4四角▲9七香と泥仕合に持ち込むも、148手にて敗北を喫してしまった。

 まあ、久しぶりに浮き飛車(昔はこれで居飛車穴熊をカモにしていたものだ)作戦を採用できてウキウキしたからいいんですがね。こういうねじり合いの将棋は指していて楽しいし。それ以前に本当に第2図で△5五歩~△5四金とされても平気なのか研究してみることにしよう。

角の打ち場所を間違える

 筆者の実戦より。筆者の四間飛車に対して後手は『島ノート』に載っている陽動カマボコを採用、先後の関係もありP324を見れば分かると思うが本来居飛車の手番の局面でこちらの手番となっている。このチャンスを活かしたいところだが。

第1図  第1図以下の指し手
 ▲6三歩 △同 飛 ▲7二角 △6二飛
 ▲8三角成△6七歩 ▲9八飛 △8六歩
 ▲同 歩 △8七角 ▲8八飛 △7六角成 
 (第2図)

 ▲6三歩△同飛はいいとして、▲7二角は我ながら情けない悪手。当然ここは▲5二角とこちらから打つべきで、以下△6二飛でも△5三飛でも▲7四角成として6四の銀に狙いを定めることができた。本譜は▲8三角成の瞬間がいかにも甘い。
第2図 後手の反撃△6七歩に▲9八飛も恐らく悪手で、△8六歩~△8七角~△7六角成となった第2図では馬の働きの差もあり振り飛車が不利である。以下粘ったものの順当に負け。

 第1図で▲6三歩△同飛▲5二角が指せないというのはどうしようもない。今回も自省の譜。





玉頭位取りと戦う

 筆者の実戦より。四間飛車対玉頭位取りの定跡形となり第1図(便宜上先後逆)、『四間飛車の急所1』P161B図と同一局面となった。

第1図  第1図以下の指し手
       △5四歩 ▲同 銀 △同 銀
 ▲5五歩 △6七銀 ▲5四歩 △8二飛
 ▲6六金 △8六歩 ▲5三歩成△8七歩成
 ▲4三と △同 銀 ▲9五角 △5八歩
 (第2図)

 △5四歩▲同銀△同銀▲5五歩はこの形での常套手段。そこで)『四間飛車の急所1』には△6五銀▲同金△6七銀の手順が掲載されているが、後手は単に△6七銀と変化、そして▲5四歩に△8二飛と転換してきた。
第2図 ▲6六金は銀取りに当てつつ飛車先を通す味の良い一手。そこで後手は△8六歩だが、ここで筆者は間違えてしまった。▲6七金と銀を取っておき、△8七歩成に▲6六角とでも逃げておけば駒得で優勢だったはずだ。本譜は▲5三歩成を急いでしまったため、△8七歩成と成り込まれた上に相手に一歩を渡してしまい、守備金をはがしたものの第2図の△5八歩を許してしまった。金損だが大駒の働きが悪く振り飛車が不利である。

 ▲5三歩成という目先の利益にとらわれてしまい、最善手を逃した自戒の一局。

▲6六銀型の優秀性

第1図 筆者の将棋より。▲6六銀型は対穴熊はさておき、ミレニアム相手には非常に優秀と認識している。第1図から早速仕掛けてみた。

  第1図以下の指し手
 ▲5五歩 △同 歩 ▲同 銀 △8六歩
 ▲同 歩 △同 角 ▲8八飛 △8五歩
 ▲6六角 (第2図)

 ▲5五歩△同歩には単に▲同銀の方が良い場合が多いようだ。△8六歩▲同歩△同角には▲8八飛と回り、△7七角成の筋も6二の銀が浮いているため駒損せずにさばくことができる。
第2図 本譜は△8五歩だったが、そこで振り飛車の教科書通り▲6六角と上がって第2図。

  第2図以下の指し手
       △5三銀 ▲5四歩 △同 銀
 ▲4四銀 △5五歩 ▲4三銀成△同 金
 ▲7七桂 (第3図)

 ▲4四銀を防いで△5三銀はこれくらいか。▲5四歩と打ってやはり銀出を実現し振り飛車好調だが、そこで△5五歩と打つのがなるほどと思った一手。
第3図 筆者は△6五銀▲5五角△5二飛▲5三歩△4四金▲同角△5三角▲同角成△同飛▲8五飛…の変化を読んでいた。難しいところもありそうだが、ミレニアム玉が薄く先手戦える。
 本譜は金銀交換の後に▲7七桂と跳ねておいて第3図。やはり敵玉が薄くなっており、次に▲8三歩以下▲8五桂の狙いもあり不満はない。実戦はここから△5三角だったため、▲8五飛とぶつけて以下相手の錯覚もあり快勝。
 やはり対ミレニアムの▲6六銀型は非常に優秀である。この調子で対居飛穴も上手くいくようになるといいのだが…。

相銀冠、玉頭を巡る攻防

問題図 最近のネット対局より(便宜上先後逆)。相銀冠から攻め合いとなり終盤を迎えた。お互い囲いは崩されており、特に自玉はかなり危険なようだが…筆者の次の一手を考えて頂きたい。
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