四間飛車党の備忘録

四間飛車メインで振り飛車・相振り飛車・右玉なども含めあれやこれや綴っていきます。

四間飛車 in C級2組第二回戦

第1図 7月19日に行なわれたC級2組順位戦第二回戦、村山-島本戦より。居飛穴▲2六角型対四間飛車△4四銀型の基本形とも言うべき形となり第1図を迎える。△5三銀が第一感だが…。

  第1図以下の指し手
       △8三銀 ▲4八飛 △7二金
 ▲4六歩 △同 歩 ▲同 銀 △8五歩
 (第2図)

 島本四段は△8三銀と銀冠に組む順を選んだ。居飛穴が端歩を受けているぶん駒組みに手数をかけたいという発想は筆者も共感できる。
第2図 ▲4八飛から4筋の歩を交換するのは常套手段。対して第2図の△8五歩が後手の工夫か。△4五歩が普通だが、単に▲5七銀だけではなく▲4五同銀△同銀▲4三歩△同飛▲4四歩のような強襲も警戒しなくてはならない。とはいえ第2図では逆に▲4五歩と打たれるくらいでも個人的には嫌だが、本譜はより実戦的な進行を見せた。

  第2図以下の指し手
 ▲5七銀 △4五歩 ▲3七桂 △4一飛
 ▲6八銀 △2二角 ▲7八金 (第3図)
第3図 ▲5七銀は一見して消極的だが、本譜のように玉を固める狙いだ。振り飛車も△4一飛~△2二角と形を整えて待つが、▲7八金と上がられてまさに松尾流完成の一歩手前となったのが第3図。

  第3図以下の指し手
       △3五歩 ▲同 歩 △1三角
 ▲1七角 △3五銀 ▲4五飛 (第4図)

 ▲7九銀右の前に△3五歩と振り飛車から仕掛けるが、動かされている印象を受ける。
第4図 ▲3五同歩△1三角に▲1七角が当然ながら当たりを避ける好手。▲4五飛が分かっていても△3五銀と出るよりなく、飛車交換が確実となっては銀がそっぽの後手が良い道理は無い。
 第4図から△4五同飛▲同桂△4九飛▲2四歩△同角▲3一飛△3四歩▲2五歩△1三角▲2一飛成△1九飛成▲1一龍が実戦の進行。▲2四歩と突き捨て角で取らせてから▲3一飛を実現し、再度▲2五歩と打って▲1一竜を角取りにするあたりはまさに手順の妙を感じる。以下角を取り合ったが先手は桂得、得した桂は4五にさばけているという理想的な展開となり、以下短手数で村山四段が勝利した。

 残念ながら島本四段は力を出し切れなかったか。第1図での△8三銀に問題があるとしたら銀冠愛好者としては非常に困るのだが、さりとて第2図の△8五歩に代えて平凡に△4五歩や、第3図で動かない(振り飛車作戦負けの気配が濃厚)といった選択肢もことごとく自信がない。組み替えたいのをじっと我慢して、△5三銀と引くよりないのだろうか。
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