四間飛車党の備忘録

四間飛車メインで振り飛車・相振り飛車・右玉なども含めあれやこれや綴っていきます。

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将棋雑誌に見る読者層の住み分け

 熱心な将棋ファンであれば全ての将棋雑誌を欠かさず揃えるのが当たり前なのだろうか。筆者の場合はほとんど『将棋世界』のみ購入、あるいはそれすらも買わないというパターンが続いている。ふとしたはずみで『近代将棋』の購読を始めてみても長続きはしない。
 その理由は読んでいて感じる物足りなさにある(拙稿を一度掲載して頂いた身で申し訳ないが…)。『将棋世界』を一言で言い表すなら「将棋専門誌」、対する『近代将棋』は「将棋ファン雑誌」というのが筆者の見解だが、やはり対象とする読者層の棋力に差異が生じているのではないだろうか。
 しかしこれは不思議な事でも、ましてや悪い事でもない。同じ事物を題材にした雑誌が複数ある場合、いわゆる読者層の住み分けを行なって共存を図るのはある意味では当然とも言える。筆者の見解が的外れではないと仮定すれば、『将棋世界』に極端な初心者向けの、それこそ駒の動かし方を説明したような記事が掲載されるのはいかにも場違いである。逆に『近代将棋』ならばそこまで違和感はない。むしろあまりにも専門的すぎる記事が載る方が違和感を生じ、そうした水準の高いものは意識的に『将棋世界』に任せるといった暗黙の了解が存在している感がある。
 その点ではここ最近の『将棋世界』には満足している。いかにもこれがライターとしての初仕事といったような稚拙な原稿は見受けられず、一線級のプロ棋士が具体的な指し手の解説に留まらず、将棋界の現状などに対する率直な意見を述べている記事が目立つのは嬉しい限りだ。
 いくつかの将棋雑誌が休刊・廃刊に追い込まれ、『NHK将棋講座テキスト』(TV放映された講座を文章に起こしたものが内容の主体という特殊性と、筆者がここ十数年読んでいないのを鑑みてあえてこの場での言及は避けた)と合わせて三冊が書店に並ぶのみという状況になって久しい。将棋の普及のためには、その広告塔の役割を果たすであろう将棋雑誌の存在は必要不可欠だ。今後ともそれぞれ繁栄して頂きたい。
 ただし個人的見解としては、大きな利点であったはずの速報性がインターネットの普及に取って変わられ、かといって巧遅に徹するには発行間隔が短い『週刊将棋』の存在が気になるところではあるのだが…。
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