四間飛車党の備忘録

四間飛車メインで振り飛車・相振り飛車・右玉なども含めあれやこれや綴っていきます。

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四間飛車+αの時代

 当ブログでは四間飛車が題材の大半を占めているが、最近のプロ棋界ではむしろ四間飛車以外の振り飛車が脚光を浴びている。羽生四冠が名人戦に続いて王位戦でも採用したゴキゲン中飛車、鈴木大介八段が新手法を開発した石田流などはその代表例と言えよう。
 全盛期の大山名人を称して「ローテーションは指し向い中」(表記が正確ではない可能性あり。いずれにせよ「さし」は「三四」を表す)という言葉があるくらいだから、振り飛車党が複数の振り飛車を指しこなすこと自体は珍しい話ではない。しかしここ数年は振り飛車といえば四間飛車という風潮が強く、それ以外の振り飛車においては近藤五段や中田功六段などむしろスペシャリストが指すことが多い印象があった。
 ところがここ二・三年は反対の現象が起きている。四間飛車を多用していた振り飛車党の中に、ゴキゲン中飛車や石田流などを一定以上の割合で併用するようになった者が少なからず現れ始めた。久保八段や鈴木大介八段といったトップレベルに年々こうした傾向は強くなり、逆に四間飛車の採用率が依然として高いプロは、藤井九段は別格としてもいささか伸び悩んでいるように思われる。
 この現象はいったい何を示しているのか。長年に渡り研究し尽くされた四間飛車からの部分的な離別という図式も成立しそうだが、四間飛車以外の振り飛車に移ったところで今度はそちらが研究される時勢であるから根本的な要因とはならないように思える。居飛車穴熊にされにくいという点でゴキゲン中飛車や石田流への評価が高まっているというのが、平凡ながら有力な結論であろうか。この二つの振り飛車の増加と、藤井システムが減少した(少なくともかつての猛威を振るってはいないと思う)時期が一致している、と考えれば辻褄も合う。
 こうした状況下において、八年ほど前の短期間にゴキゲン中飛車を多用、そのさらに前に石田流や三間飛車を採用していた経験のある筆者は、数年前からむしろ四間飛車一辺倒である。他の振り飛車を覚えるのが面倒だとか、力戦調の将棋は序盤が稚拙なために不向きであるという図星を突いた理由をあえて無視すれば、居飛車穴熊に対して苦手意識がなく他の振り飛車を採用する動機付けがないという要因もあるのではないか。
 ただし、苦手意識がないからと言って、対居飛穴の勝率が良いのかと問われれば返答に困るのだが…。
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