四間飛車党の備忘録

四間飛車メインで振り飛車・相振り飛車・右玉なども含めあれやこれや綴っていきます。

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先手四間飛車対後手鷺宮定跡 ▲4五歩(2)

第1図 引き続き第1図以下の攻防を研究する。前回では△7五歩▲同歩△同飛と仕掛ける順を検討したが、難しい形勢ながらも四間飛車側の主張は通った格好となった。今回は4五の位に直接働きかける戦い方を解説してみたい。
 
  第1図以下の指し手2
       △4四歩 ▲同 歩 △同 銀
 ▲6七銀 △5三銀上▲6五歩 (第2図)

 不安定な位に対して即座に△4四歩と働きかけるのが有力な手段。▲4五歩を積極的にとがめようという狙いだ。
第2図 先手は位を維持するのは不可能、むしろ居飛車に位を張る権利が生じている。ここは右辺に手をかけずに、▲6七銀~▲6五歩と6筋方面の勢力を獲得してバランスを取るのが急務だ。
 完全な力戦となった第2図では後手の手も広いところ。ただし△7五歩▲同歩△同飛は▲7八飛でまずい。一局の将棋というよりないが、第2図以下のプロの実戦例を紹介しておく。

  第2図以下の指し手
       △4二金直▲6六銀 △9四歩
 ▲4六歩 △4五歩 ▲同 歩 △同 銀
 ▲5七金 △3五歩 (実戦図)
実戦図 
 杉本-松本戦(1999年4月23日 竜王戦)は上記のように進んだ。△9四歩に▲4六歩の応酬がいかにも実戦的な雰囲気を醸し出している。▲5七金で次の▲4六歩を見せた先手に対し、松本四段(当時)は△3五歩と応対、玉頭位取りのような形になった。実戦図から杉本五段(当時)は▲5五歩△同歩▲同銀△5四歩に▲4八飛と動いたものの、四間飛車側が押さえ込まれる展開となり、結果も後手勝ち。
 図では▲4六歩△3四銀と収めておくのが無難だったか。あくまで進行の一例ではあるが、参考にして頂きたい。
第3図 
  第1図以下の指し手3
       △3三桂 ▲6七銀 △4五桂
 ▲7八飛 (第3図)

 △3三桂と跳ねてさらに直接的に4五の位に狙いをつける手も有力。歩を守ることはできないので、先手は▲6七銀~▲7八飛と備えるのが肝心なところ。飛車が6八に居たままでは△1三角と覗かれる手が、飛車取りと△5七桂成の両方を見せられ困ったことになる。
 第3図以降、先手は上部を手厚くしつつ歩を入手しての▲4六歩を狙うのが基本方針となる。
実戦図 
  第3図以下の指し手 
       △4四銀 ▲6八角 △3五銀
 ▲4七金 △5三銀 ▲7七桂 (実戦図)

 若干形は違うが(詳細は次回説明する)杉本-中田宏戦(1998年12月22日 王位戦)はこのように進行。図の▲7七桂は▲8五桂~▲4六歩の狙いで、△8二飛にも▲6五桂と跳ねる。△6二銀でまずいようだが、▲7五歩△6四歩▲7三桂成△同銀▲7四歩△6二銀▲4六歩となれば先手有望か。本譜の△6四銀なら桂がさばけて不満はない。以下も難しかったが先手勝ち。

 第1図では△4四歩・△3三桂いずれも有力で力戦が予想される。それを踏まえた上で、次回ではさらに居飛車が欲張った手を紹介したい。
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