四間飛車党の備忘録

四間飛車メインで振り飛車・相振り飛車・右玉なども含めあれやこれや綴っていきます。

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欲しい一歩を持っていた

第1図.gif 自戦記に入る前に参考資料として定跡手順を述べる。第1図は先手ナナメ棒銀対後手四間飛車の一変化で、居飛車が5筋を絡めて攻めてきたところ。

  第1図以下の指し手
       △5三金 ▲5四歩 △同 金
▲5五銀 △同 金 ▲同 角  (第2図)

 ここから一番激しい変化を選ぶと以下のような手順になる。
第2図.gif
  第2図以下の指し手
       △5二飛 ▲6四角 △4五歩
▲7七桂 △5四飛 ▲3一角成△7七角成
▲同 玉 △6五桂 ▲7八玉 △7七銀
▲6九玉 △5七歩 ▲同 銀 △同桂成
▲同金左 (第3図)

 △5四飛でいったん角を成らせて▲7四桂の筋を消し、角切りの強襲を仕掛けてからは変化の余地はない。
第3図.gif 激しく四間飛車側が攻めたてて第3図となるが、残念ながらここで息切れとなり居飛車優勢(というより勝ち)。ただしこの局面で後手に一歩あれば、△5六歩で攻めが続き振り飛車優勢(というより勝ち)。よって2筋の突き捨てを入れ後手に一歩渡している時は、最初の△5二飛に▲3四歩と変化する必要がある。
 以上は藤井九段の『四間飛車の急所2』P228~234に掲載されている内容を要点のみまとめて簡潔に述べたものである。本書をお持ちの方は是非参照の上、前置きが長くなったが「続きを読む」をクリックして筆者の実戦をご覧頂きたい。


第1図.gif 第1図は先手四間飛車対後手のナナメ棒銀。先手が筆者である。△6四銀に▲7八飛と備えたところ、△5五歩と先にこちらから突かれ、将棋倶楽部24の早指し将棋ということもあり思考回路が混乱し始める。

  第1図以下の指し手
▲5七金 △7五歩 ▲同 歩 △5六歩
▲同 金 △5五銀 ▲同 金 △同 角 
(第2図)

第2図.gif 読みより形とばかりに▲5七金と指したところそこで△7五歩が来た。▲同歩△同銀は▲5九角で大丈夫、と読んでいたら△5六歩以下の変化となり第2図。ここで先に挙げた定跡手順での第2図と比較してもらいたい。
 二つの第2図の相違点は7筋(3筋)の歩。定跡手順ではぶつかったままだったが、実戦では振り飛車が▲7五歩と取った形に。つまりここで▲5八飛と回り、以下定跡手順通りの進行となれば、第3図で喉から手が出るほど欲しかった一歩を手持ちにしていることになる。

第3図.gif しかし実戦ではそのことを忘れており…▲6八角△8六歩▲同歩△7七歩となる(第3図)。角を引いた時点で△7七歩には▲8八飛と踏ん張れる、と思っていたら単純な△7八金を見落としていた。清算しても△6七銀で駒損は必至である。予定変更で▲同桂ではいいわけがない。
 以下実戦は数手後に△6九金と謎の「真田金」(かつての竜王戦での▲4一金が好手なのはあくまでも例外)が飛び出し四間飛車勝ちとなったが…。しかしそれにしても定跡の恐ろしさと、筆者の記憶力の低さと応用力の無さを実感させられた一局であった。

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