四間飛車党の備忘録

四間飛車メインで振り飛車・相振り飛車・右玉なども含めあれやこれや綴っていきます。

『新・東大将棋ブックス 定跡道場 先手四間対左6四銀』考察その3

 引き続き『新・東大将棋ブックス 定跡道場 先手四間VS左6四銀』第7章の「▲7六同銀に△7五歩」の変化を研究する。基本図から▲7六歩に代えて▲5七金と立ってみる。

基本図 同著では以下△7四銀▲5九角△7二飛▲3六歩△6四歩▲9八香△5三銀▲4五歩△4二金直▲2六歩△9四歩▲9六歩△6二飛▲6八飛△8二飛▲6九飛△8六歩▲同歩△6五歩▲3七角△8六飛▲9一角成△6六歩▲5八銀△8八飛成▲9二馬△6三金▲6五香△7三金(第1図)と進み「竜の威力が強く後手充分」とされている。
 ここに至るまでの変化は『新・東大将棋ブックス 定跡道場 先手四間VS左6四銀』を参照して頂きたい。では早速他の定跡書と照らし合わせてみる。

第1図 『新・振り飛車党宣言!〈1〉最先端の四間飛車』P29~では前述の手順中▲2六歩に代えて▲4七金と戻し、以下△8二飛▲2六歩△8六歩▲同歩△6五歩▲同歩△9九角成▲7七角△同馬▲同飛で「陣形の差で振り飛車勝ちやすい」と述べられている。ただし▲4七金に△6二飛の対応については述べられていない。
 また『四間飛車破り【急戦編】』では類似形(▲2六歩に代えて▲7七角と戻した局面)から△8六歩▲同歩△7三桂が有力視されている。以下▲7六歩△同銀▲5九角△6三金▲7六銀△6六角▲7五歩△6五銀▲6七銀△9九角成で「居飛車やれる」とのこと(第2図)。第2図
 第2図以下の詳しい変化は『四間飛車破り【急戦編】』P261~を参照のこと。
 どうやら振り飛車には工夫が必要のようだ。そこで基本図に戻り、△4二金直▲9八香の交換を入れてから▲5九金△7四銀▲5九角△7二飛に▲7九飛と引く手が『新スーパー四間飛車1』P42で紹介されている。ただし以下△6四歩▲7七桂△8二飛▲8九飛△5三銀▲3六歩△9四歩▲9六歩△7三桂▲3七角(第3図)と進み、結論は「千日手模様」。
 先手番なのに千日手模様では面白くないが、基本図以下の手順としてはこれが最善か。第3図
 
 同著では△4二金直▲9八香の交換が入った形で△7二飛に▲3六歩△6四歩▲4七銀△6五歩▲3五歩△6六歩▲同銀△6五歩▲7七銀△3五歩▲3八飛と玉頭を狙う変化も記載されているが、△4一玉と当たりをさけるのが好手で「どちらかといえば後手持ちの局面」と述べられている。
 結局のところ『新・東大将棋ブックス 定跡道場 先手四間VS左6四銀』の「△6二飛」という新手が好手で、振り飛車としては第3図のように千日手にするのが精一杯のようだ。とりあえずこれをnusonoの結論としたい。前日とあわせて基本図の△7三銀引は居飛車有力。△6二飛に対する何かいい対策があれば是非教えて頂きたい。

 次回は第8章「▲7八飛に△4二金上」の変化を検討してみたい。
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