四間飛車党の備忘録

四間飛車メインで振り飛車・相振り飛車・右玉なども含めあれやこれや綴っていきます。

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おかしい。この形には自信があったのだが……。

 筆者の実戦より。早速だが第1図を見て頂きたい。これだけで戦型が分かる方はかなりの定跡通である。そう、青野九段の開発した「新鷺宮定跡」だ(詳細は『四間飛車の急所3 急戦大全(下)』P35~38を参照して頂きたい)。同著にはこの変化は以下△8九馬▲8七銀で振り飛車が指せる、と結論づけられている。ただし本局は四間飛車側が先手のため、▲4六歩の一手が入っている。これが戦局に大きな影響を及ぼすことになろうとは、この時はまだ思いもしていなかった。

第1図  第1図以下の指し手
        △7四歩 ▲7一角成△同 銀
 ▲7四歩 △4六馬 ▲7三歩成△同 馬
 ▲6四歩 △同 歩 ▲6五歩  △7九角
 (第2図)

 新鷺宮定跡とは昔よく戦ったものだが、△7四歩ははじめて指された。▲同歩は△同飛▲7五歩(▲6七金は△7六飛▲同金△6七銀)△8四飛▲9一角成△8六飛で自信がなかったので▲7一角成△同銀と飛車を取ってみたはいいものの、▲7四歩に△4六馬と歩を補充されてしまい4六歩型が裏目に出る形に。
参考1図 ▲7四歩では▲8四(8三)飛も考えたのだが、△7五歩▲8一飛成△7六歩▲7一竜△7七歩成▲同竜△4六馬(参考1図)の一直線の変化は自信なし。△3六桂を許すわけにはいかないが、▲4七銀打と手放すようでは戦力不足かつ後の端攻めが不安、▲4七金では△6八馬に▲同竜の一手となり一時的に竜が隠居してしまう。
 さりとて△7五歩に▲6七銀は△4六馬▲8一飛成△8二馬で竜を殺されてしまい、結局6八の飛車がさばけない。これも自信なし。
 よって本譜の変化を選んだのだが、▲7三歩成と成り捨てる感触が悪い。
第2図 ▲6四歩△同歩▲6五歩と筋っぽく継ぎ歩攻めをしてみたものの、△7九角と打たれ第2図。ここで間違えてしまった。

  第2図以下の指し手
 ▲6四歩 △6八角成▲同 金 △8八飛
 ▲6三歩成△同 馬 ▲6九歩 △9八飛成
 ▲1五歩 △4四香 (第3図)

 ▲6四歩では▲6七飛と逃げるべきだった。本譜は△8八飛に▲6三歩成△同馬▲6九歩と拠点の歩を成り捨てる苦心の受けをしたものの、△9八飛成と先に駒損する展開に。第3図
 ▲1五歩は飛車を手持ちにした時の振り飛車の常套手段だが、△4四香と打たれて第3図。ここで▲4七歩と受ければいいものを、▲5九金と変な受け方をしてしまい、以下△8八歩成▲1四歩△1八歩▲同香△7八と▲1三歩成△同桂▲同香成△6八とに▲2二飛が利かない(△4一玉なら▲2一飛成で△3一金と使わせることができるが、△3一玉ときわどく逃げられる)のが誤算。結局敗戦となった。
 相手は五段。うーんさすが、定跡形からうまい手を探すものだと感心してる場合ではない。とりあえず研究タイム。

参考2図 第1図に戻って△7四歩に▲同歩と取り、△同飛▲7五歩△8四飛▲9一角成△8六飛に▲6七銀(参考2図)ならどうか。△4六馬なら▲同馬△同飛▲4七歩△8六飛に▲9五角がある。△8二飛と引くよりないが▲8五香△7二飛にじっと▲7六銀(▲8三香成を急ぐと△7五飛でおかしなことになる)。これか?これが決定版か?
 しかし参考2図で△6七同馬▲同飛△8八歩成、あるいは△7六歩!▲5六銀△7七歩成などという乱暴な手順も成立しそうだ。
 とすれば本譜の手順は正解だったのか……?実戦中は何か違う、と違和感を抱きつつ指していたので心理的に動揺してしまい、結果的に悪手を重ねることになってしまった。やはり対局中は自分の手に自信を持つべきである。反省。久しぶりに研究意欲をそそられる将棋だったが、それにしても手はあるものだなあ……。
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