四間飛車党の備忘録

四間飛車メインで振り飛車・相振り飛車・右玉なども含めあれやこれや綴っていきます。

と金製造機

 筆者の実戦より。先手四間飛車対後手居飛車穴熊のいつもの定跡形である。△8五飛に▲6五歩と打ち、そこで△5四歩と打たれたため▲2五桂△5五歩▲3三桂成△同金寄▲6二飛成の二枚換えの変化を選んで第1図。実は『四間飛車破り 【居飛車穴熊編】』P97や『将棋定跡最先端 振り飛車編』P75ではいずれも△5四歩に対して▲同銀△同金▲同飛△6五飛▲6七歩の手順が先後逆となりいずれも居飛車不満と書かれていたのだが、対局中はそれを知るよしもなし。

第1図  第1図以下の指し手
        △7七歩成▲同 角 △7五飛
 ▲5三歩 △5六歩  ▲5二歩成△3一銀右
 ▲4一と  △2四桂  ▲3一と  △同 金
 (第2図)

 △7七歩成~△7五飛はいかにもぬるい感じがする(実際疑問手だった)。こちらは▲5三歩からと金作りを目指す。後手も△5六歩と伸ばし、△2四桂と嫌味な桂馬を打ってきたが、その間にこちらは銀を取ることができた。さて第2図、どういう方針でいくべきか?

第2図  第2図以下の指し手
 ▲2五銀 △7七飛成▲同 桂 △6六角
 ▲5一飛 △4二銀 ▲5六飛成△7七角成
 ▲5二歩 △3五歩 ▲同 歩 △5五桂
 ▲5一歩成△4七桂成▲同 竜△5五馬
 ▲5二竜 △6五馬 ▲5六歩 △4三馬
 ▲3四桂 (第3図)

 大きな駒得ということもあり特に急ぐ必要もない。次の△5七歩成▲同金△3六桂と受けるべく手堅く▲2五銀と打った。△7七飛成▲同桂△6六角にも▲5一飛がぴったり。△4二銀と使わせてから▲5六飛成と自陣竜を作る。第3図
 △7七角成で桂馬は取られたが再度▲5二歩の垂らし。△3五歩▲同歩△5五桂は放置して▲5一歩成とと金を作り、△4七桂成▲同竜が馬取りの先手になるのが居飛車の泣き所。以下馬を追い回し、△4三馬を実は見落としていたものの幸い竜にはヒモがついている。というわけで▲3四桂と打って第3図。駒割こそ二枚換えだがと金があるため実質的には先手の駒得である。自陣竜も手厚い。以下丁寧に受けつつ最後は寄せ切って勝ち。
 やはり居飛穴攻略はと金に限る。ただ第1図で『将棋定跡最先端 振り飛車編』P75にあるように△4五歩だったら難解だったようだ。
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