四間飛車党の備忘録

四間飛車メインで振り飛車・相振り飛車・右玉なども含めあれやこれや綴っていきます。

研究は狭義化されているのか

 将棋倶楽部24などの普及により、愛棋家たちは手軽に実戦を積むことができるようになった。むしろ各種大会やサークル・部活動等への参加、道場通いなど一切せず、ネットのみの対戦に終始する者も少なくない。
 ネット将棋の場合、仲間内で集うことがない限り、対戦相手はほとんどが初手合いとなる。これは過去に類を見ない極めて特殊な状況である。構成要員が決まっているサークル・部活動では言うに及ばず、道場に行く場合においても足繁く通っていれば顔見知りの常連の一人や二人は自然と出来る。大会に参加する際には面識のない相手との対局も多いが、知り合いやライバル、名の知れた強豪という形で参加者の情報は少なからずもたらされるはずだ。
 対戦する前から相手の情報がありそれを意識する。あるいは既に対戦経験があり手の内は大なり小なり分かっている。こうした状況はプロの世界のみならず、アマチュアにおいてもなじみの深いものであった。そして来たるべき決戦に備えて具体的な手順も想定しつつ作戦を練る。当然こうした作業も「研究」と呼べるが、言うなれば手数0手の状態で減少しない考慮時間を用いて考えているわけであり、その心理状態は研究よりむしろ対局時のそれに近い。
 ネット将棋の普及によりこのような経験が過去のものとなっている、あるとしても少ない、ひいては皆無の者は増えているはずだ。しかし現実には研究偏重の風潮が強い。この「研究」に「ライバルの○○が使う得意戦法の対策を立てる」といった動機付けがないとしたら、その意義は果たしてどこにあるのだろうか。
 研究偏重のみならず「研究」の意味そのものが変質していることも、アマプロ問わず若年層の基礎体力・中終盤の力が落ちている原因だとすれば、その要因は当然ネット将棋の普及にあると考えるのが自然である。
 そもそもこれだけの普及を見せたネット将棋が、我々の将棋の質そのものに影響を与えない道理がない。かく言う筆者自身も、実際に相手を目の前にして考え駒を動かすことが途絶えて久しい。だとすれば今後将棋の作りも変質するのだろうか。他人事と思えばこれほど興味深いことはないが…。
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コメント

空気

ネット将棋ではまた別の楽しみ方があるとは思いますが、道場に通わずにネットで棋力を延ばすにはよほどいい人に巡り会わない限り、苦労するでしょうね。やはりリアルで指すことが一番ですよね^^やっぱり4Dですよ4D(笑

  • 2005/06/22(水) 09:13:14 |
  • URL |
  • すなもか #TiSXrBlU
  • [ 編集]

Re:空気

やはりネット将棋は既にリアルである程度強くなった者が、手軽に実戦を積むための場と考えたほうがいいのかもしれませんね。
4Dが何を指すのか確信が持てませんが、もし私の推測が正しければ私は3Dに…(6/23記事参照)。

  • 2005/06/23(木) 01:56:40 |
  • URL |
  • nusono #-
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