四間飛車党の備忘録

四間飛車メインで振り飛車・相振り飛車・右玉なども含めあれやこれや綴っていきます。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

怪しげな対四間飛車棒銀

 筆者の実戦より。例によって四間飛車に対して棒銀に組んだところ、▲3七桂型に構えられて第1図。△7二飛が普通の手だが、▲6五歩とされて自信が持てなかった。そこで筆者の選んだ一手は……。

第1図  第1図以下の指し手
        △8六歩 ▲同 歩 △9五銀
 ▲8八飛 △6五歩 ▲5五歩 △同 角
 ▲4七金 △7六歩 ▲同 銀 △6六歩
 (第2図)

 9筋の歩が突いていないので加藤流の仕掛けに切り替えた。本譜は▲8六同歩だが、▲同角なら△6五歩▲同歩(▲7五歩は△6六歩▲7六銀△8五銀)△9五銀▲同角△8七飛成▲7七角△8九竜▲2二角成△同玉▲6六角△4四角▲同角△同歩▲6六角△8七歩の進行が予想される(参考1図)。
参考1図
 この手順自体は『四間飛車破り【急戦編】』P231~236や『四間飛車の急所3』P188~192にも載っている変化だが、3七桂型を活かして後々の▲4五桂が気になる。先手としてはこちらの変化を選ぶべきだったか。
 実戦は定跡通り▲8六同歩△9五銀▲8八飛△6五歩と進む。ここで▲5五歩は手筋の一着だが、△同角と取られて▲5六銀と出られない(△7六歩がある)のが先手の誤算か。仕方のない▲4七金に、△7六歩▲同銀△6六歩と歩得を果たしてまずはポイントを稼いだ。

第2図  第2図以下の指し手
 ▲9六歩 △7二飛 ▲7五歩 △8四銀
 ▲5八飛 △2二角 ▲4五桂 △7五銀
 ▲同 銀 △同 飛 (第3図)

 ▲9六歩のところ▲8五歩なら△8六歩の予定だったが、本譜は▲9六歩だったため△7二飛▲7五歩に手順に△8四銀と引くことができた。▲5八飛に対しては△2二角と引き飛車切りの筋を消しておく。従来の定跡ならこれで棒銀良しなのだが、この形は▲4五桂があるのでまだまだ難しい。銀を逃げると▲5四飛の筋があるので、△7五銀から銀交換をして下駄を預けた。第3図

  第3図以下の指し手
 ▲3五歩 △7六歩 ▲9九角 △8八歩
 ▲3四歩 △6七歩成▲3三銀 △同 桂
 ▲同歩成 △同 角 ▲同桂成 △同 金
 ▲8八角 △7七歩成▲4五桂 △8八と
 ▲3三桂成△同 玉 ▲5六飛 △4四桂
 (第4図)

 第3図で▲5三桂成なら△同金直と取っておいて、銀桂交換の駒損ながら先手に継続手段が難しいと見たが、本譜は▲3五歩と急所を攻めてきた。第4図△7六歩▲9九角△8八歩ととにかく先手の角筋を止めるしかない。
 ▲3四歩のところではいったん▲8八同角と取り、△8七歩▲9九角△8八銀の方が嫌だった。実戦は単に▲3四歩だったため△6七歩成が実現。先手は▲3三銀と殺到してきたが、この場合は金駒を残すため△同桂▲同歩成△同角と取るのがポイント。▲8八角にも△7七歩成とあくまで角筋を止めることにこだわる。▲4五桂も急ぎすぎで、いったんは▲7七角△同歩成とと金をそっぽに追いやるべきだろう。飛車取りが残っているので▲5六飛と逃げたが、△4四桂と急所に打った第4図では手ごたえを感じた。

 以下攻め間違えたものの、相手が自玉の詰みを見逃していたため第4図以下10手で筆者の勝ち。しかし参考1図の変化に持ち込まれていたら自信がなかった。筆者の棒銀は森安流のような普通の定跡形にはならず、怪しい変化になることがほとんどなのだが、先手3七桂型は珍しい。今後に課題を残した一局。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://4kenbisya.blog11.fc2.com/tb.php/249-64e1b596
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。