四間飛車党の備忘録

四間飛車メインで振り飛車・相振り飛車・右玉なども含めあれやこれや綴っていきます。

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四間飛車 in C級2組第一回戦

6月14日に行なわれた順位戦C級2組の第一回戦。その中から四間飛車の将棋をピックアップしてみることにしたい。

第1図 まずは佐々木-伊奈戦より。第1図は四間飛車に振った佐々木四段が▲2七銀と銀冠の組み替えを図ったところだが、△6五歩▲同歩△同銀と平凡に仕掛けられて以下穴熊に手を付けることもできずに押し切られてしまった。
 図を見て分かる通り▲9六歩~▲9五歩~▲9六香(9八から浮いたもの)と手待ちをしているが、後手にも△9ニ香~△8五歩と待たれてしまった。高美濃を経由せずに▲2七銀~▲3八金と上がるなどして、早い段階から銀冠を目指す方が優ったのではないか。
第2図 佐藤和-小林宏戦は四間飛車対端玉(串カツ囲い)となり第2図へと進む。▲6一飛と降ろした手に△2ニ金上とかわした局面だ。お互いよくさばけているが、ここで6五の桂馬に目もくれずに▲9一馬△8九馬▲4六馬と引き付けたのが好着想。対銀冠も含め、1ニ玉型の戦いでは4六に角や馬を配しての玉頭攻めは常に急所となる。
 さらに△7七桂成▲2七香△6七歩▲2五歩△6八歩成▲2四歩と進めば分かる通り、振り飛車の攻めが一歩先んじている。以下十数手で佐藤和四段が制勝。桂馬一枚の駒損よりも、急所を攻める利点が上回った格好だ。
第3図 
 室岡七段の四間飛車に大ベテラン桜井八段は棒銀を採用。1筋を詰めている点と1ニ香型を除けば、第3図はよくある形だ。ここで△7三角と打つのが定跡で、実戦例もいくつか現れているが…。

  第3図以下の指し手
       △8四飛 ▲8六歩 △同 飛
 ▲8七歩 △8四飛 ▲6三歩成△同 金
 ▲9一角成△7三桂 ▲7六歩 △6四銀引
 ▲8六歩 (第4図)
第4図 桜井八段は△8四飛と軽く受けた。対して8筋を収めた後に▲6三歩成~▲9一角成を実現し、振り飛車としても不満はない。△7三桂の活用に▲7六歩△6四銀引と後退させてからの▲8六歩が好手(第4図)。△同飛と取れないのはお分かり頂けるだろう。以下△9九角にも▲8七飛とかわし、△6六歩▲7八銀△7五歩▲8五歩△同桂(陣形差もあり△同飛とは取れない)▲8六歩と桂馬も捕獲。着実にリードを広げて室岡七段の快勝譜となった。

 横山-村田戦(横山四段勝ち)も含めて四局、すべて先手四間飛車というのも興味深いところである。
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