四間飛車党の備忘録

四間飛車メインで振り飛車・相振り飛車・右玉なども含めあれやこれや綴っていきます。

加藤一二三九段、再び棒銀を封印す

 B級2組順位戦第十回戦の二局目は加藤-佐藤秀戦を取り上げる。後手の四間飛車に対して加藤九段は十八番の棒銀で対抗…とはならず、右銀急戦を採用した。第1図はその中盤戦である。銀を前線に繰り出して居飛車好調のようだが…。

第1図  第1図以下の指し手
 ▲3四歩 △4四銀 ▲5四銀 △3二歩
 ▲2二歩 △6四歩 ▲2一歩成△5三歩
 (第2図)

 ▲3四歩の突き出しに対して後手は△4四銀とぶつける。大捌きをさけて先手は▲5四銀とかわし、△3二歩に▲2二歩~▲2一歩成と桂馬を取りに行ったものの、その代償に△5三歩と銀を殺された第2図では後手が指しやすいように思える。以下▲4四角と先手は角切りを敢行した。
第2図 ▲4四角△同飛▲4五銀△2七角▲3九飛△4五飛▲同歩△3八銀と進み、そこで先手は▲3七飛と自陣飛車を見せたものの結果は実らず、後手の美濃囲いは健在のまま佐藤秀六段の勝利となった。


 加藤一二三九段といえば棒銀、棒銀といえば加藤一二三九段である。自著『加藤流 振り飛車撃破』でも棒銀の詳細な変化を載せている加藤九段が、なぜこのところ対四間飛車に棒銀を採用しないのか。謎は深まるばかりである。
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