四間飛車党の備忘録

四間飛車メインで振り飛車・相振り飛車・右玉なども含めあれやこれや綴っていきます。

加藤流棒銀対四間飛車、先後の差は?

 筆者の実戦より。相手がノーマル四間飛車で来たため、馬鹿の一つ覚え棒銀で対抗して第1図。先後の違いがあり居飛車は△4二金直の一手を省略している。このことがこの後戦況にどう影響してくるだろうか。

第1図  第1図以下の指し手
        △8六歩 ▲同 歩 △9五銀
 ▲7五歩 △8六銀 ▲7六飛 △8七銀不成
 ▲8六飛 △同 飛 ▲同 角 △6五歩
 (第2図)

 △8六歩は例の加藤流の攻め。対して▲同角が本筋だが、本譜は▲同歩と来た。△9五銀に▲8八飛は△6五歩。よって▲7五歩△8六銀と進む。ここで▲7四歩や▲8八歩にはいずれも△7七歩で居飛車が指せる(『四間飛車破り【急戦編】』P232参照)。▲7六飛には△8七銀不成が急所。飛車交換後の△6五歩が厳しい。第2図

  第2図以下の指し手
 ▲5七金 △6六歩 ▲同 銀?△7六銀成
 ▲7七角 △6五歩 ▲同 銀 △7七成銀
 ▲同 桂 △同角成 ▲8二飛 △7三桂
 ▲7四銀 △6九飛 (第3図)

 第2図から『四間飛車破り【急戦編】』P233では▲5五歩△6六歩▲5六銀△7六銀成▲9五角△9四歩という手順が紹介されている。ただしもちろん先後逆で居飛車が先手だ。この場合は4一金型のためここで▲5四歩がうるさい(参考1図)。参考1図

 △4二金直の一手が入っていれば△5四同銀▲5三歩△同金左と取れるのだが、この場合は△同金と取ると▲6二角成と成られてしまうため悩ましい。戻って参考1図で△4二銀と引くことになるのだろうが、5筋に拠点を作られて嫌な感じである。
 本譜は▲5七金と来た。てっきり△6六歩に▲同金と取るのかと思いきや▲同銀だったため△7六銀成以下大きな駒得を果たすことができた。第3図の△6九飛も▲6三銀成を防いでぴったりである。しかしここから筆者が乱れる。

第3図  第3図以下の指し手
 ▲5八銀 △6二飛成▲同飛成 △同 銀
 ▲6三歩 △同 銀 ▲7三銀成△1五歩
 ▲同 歩 △1七歩 ▲8二飛 (第4図)

 ▲5八銀と受けに駒を使ってくれたため、△6二飛成と自陣に成り返る。以下▲同飛成△同銀▲6三歩△同銀▲7三銀成と桂は取られるものの、持ち歩が二歩になったため△1五歩▲同歩△1七歩が厳しいと見ていたが、手抜いて▲8二飛は想定外だった。第4図から秒に追われて△1六桂と指したものの、これが疑問手。

第4図 ▲3九玉に△6二歩と手が戻るようでは変調である。以下▲6四歩△同銀▲6二成銀△4二金寄に▲1七香と催促されてしまい、結局1六の桂馬を取られてしまった。第4図では単に△6二歩だった。
 以下混戦となるも何とかリードを守り、全駒ペースだったが時間を切らして負けてしまった。

 参考1図の変化に持ち込まれていたら自信がなかったが、実際のところはどうなのだろうか。第4図での△1六桂の急ぎすぎとともに、反省と課題を残した一局。

スポンサーサイト
次のページ