四間飛車党の備忘録

四間飛車メインで振り飛車・相振り飛車・右玉なども含めあれやこれや綴っていきます。

再び垂れ歩を垂らされる

 今回も筆者の実戦をご覧下さい。先手四間飛車対後手の居飛車穴熊となり、△4二銀から松尾流を狙われた。▲5七銀と引くわけにはいかない(先手番なので)ので▲5五歩以下仕掛け、以下定跡通りの手順となって第1図。ここまでの手順は『四間飛車破り 【居飛車穴熊編】』P93~95を先後逆にして参照して頂きたい。

第1図  第1図以下の指し手
       △6七歩 ▲4五歩 △6八歩成
 ▲4四歩 △5三金 ▲6二飛成△5四歩
 ▲4六銀 △6七と (第2図)

 △6七歩自体は前にも違った形(△8五飛と▲6五歩の交換が入っていない状態)で指されたことがある一手。こちらも構わず▲4五歩と突く。△6八歩成▲4四歩△5三金▲6二飛成までは経験のある手順。前回はここで△6一歩だったが、今回は△5四歩▲4六銀に△6七とと引いてきた。一見ピンチのようだが…。
第2図 第2図以下の指し手
 ▲4三歩成△同金寄 ▲3三角成△同金寄
 ▲6四角 △4一歩 ▲4五桂 △4三金寄
 ▲4四歩 △同 金 ▲5三桂成

 ▲4三歩成がここで成立した。6六の角を取る手には▲3二とと取ればよい。3二金型の弱点を突いた形となった。以下角交換は仕方ないが、▲6四角と急所に打ち下ろし、△4一歩の受けに▲4五桂が気持ちの良い跳ね出し。△4三金寄▲4四歩△同金▲5三桂成となった第3図では、駒得が確実となり先手が指しやすいように思う。
第3図 以下は角を切って穴熊を薄くし、後手の攻めをかわして制勝の運びとなった。

 第1図で△6七歩は居飛車側から見るとこう垂らしたくなるものなのかもしれないが、と金作りよりもこちらの攻めが早く成立しないのではないか、というのが現状での筆者の考えである。いずれにせよ定跡形を外れた途端に分からなくなるという弱点を克服し、筆者としてはうまく指せた一局。



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